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【サタデー長編】R1年9月『アンナ・カレーニナ』トルストイ


 9月のサタデー長編読書会の課題図書は、トルストイ『アンナ・カレーニナ』でした。参加者11名、レポートのみ参加1名の、計12名の方にご参加いただきました。

 以下、参加者の皆様に考えていただいた作品のまとめ(総括)です。

 

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・トルストイ永遠に読める!

 

・愛と憎悪の人間ドラマ

 

・トルストイ、すげー!(ごめんなさい、これしか言いようがない)

 

・長かったけど長過ぎたとは思わなかった。

 

・この作品を書くのもすごいが、ちゃんと読んで正当な評価を与える読者層が存在したことも、同じくらいすごい。

 

・面白かった! トルストイ、上手い。

 

タイトルは『リョーヴィン』でいいんじゃない?

 

・迫力に満ちた、雄大で美しいロシア一大絵巻。登場人物たちが生き生きと織り成す物語と、当時の自然や社会が、まるでその場にいるように鮮やかに味わえる。夫以外の男性に恋をした美貌の人妻・アンナと、理想を追い求め挫折を繰り返すリョーヴィン。対照的な二人の家庭生活が面白い。

 

・多分8章がこの本で一番大事なところ、しかし僕はさーっと流して読みました。

 

・アンナよ、私を愛しておくれ。

 

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 ”世界名作ランキング”などで必ず上位に名前が挙がる本作品。参加者の皆様もトルストイの世界に引き込まれた方が多かったようです。140年以上前に書かれた作品ですが、現代にも通じる魅力的な登場人物が多く、様々な意見が飛び出し盛り上がりました。

 この作品は新潮版だと全3巻、計2000ページにも及ぶ長く壮大な物語でしたが、「みんなで励ましあいながら長編作品を読む」という当会のコンセプトそのままに、みんなで助け合いながら無事に読了することが出来ました。一緒に走り抜けてくださった皆様、まことにありがとうございました。

 

 次回は11月30日(土)、村上春樹『羊をめぐる冒険』です。昨今何かと話題の村上春樹ですが、初期の長編作品を読んだことがないという人は意外と多いのでは?主宰も改めて春樹作品の魅力について真摯に向き合ってみようと思います。

 ハルキストの方もそうでない方も、作品と他の参加者へのリスペクトを忘れず、ゆるく楽しく語り合いましょう。次回もたくさんの皆様のご参加をお待ちしております。

 



【今後の開催予定】

 

★サタデー長編読書会★13:00~15:00

・11/30(土)『羊をめぐる冒険』村上春樹

 

★木曜読書会★19:00~21:00

・10/31(木)『輝ける闇』開高健(新潮文庫)